各種セミナー 情報

 中長距離・駅伝・競歩、健康教育関係、スポーツ理論、レクリエーション活動などで、ささやかではありますがセミナーを開催しています。実技や実例をあげながら、分かりやすく解説していきたいと思います。

 1,中長距離・駅伝競歩

 陸上競技、中でも長距離・駅伝・競歩に関する事項について取り組んでいます。私なりに取り組んだことや学んできたことを、何らかの形でお伝えできたらと思っています。

 どのような物事でもそうだと思いますが、追及していくと奥が深くこれで完成ということはありません。陸上競技についても同じです。一緒に勉強していきましょう。いつでも声をかけてください。

    トレーニング方法と考え方

    駅伝に対応するトレーニング

    トレーニングプログラム

    ランニング、ウォーキングフォーム

    故障対策

    貧血対策

    メンタルのとらえ

    トレーニング方法と考え方

 長距離・競歩選手は、運動生理学的にみてその体質は独特です。心肺機能に優れ有酸素能力が高い特徴を持っています。筋肉の質も遅筋(赤筋)が占める割合が多いため、一定のスピードで長く走ることができますが、瞬発的な動きは苦手です。他の競技種目とは異なるため、特製を理解して、トレーニングの方法やプログラムを考えていくことが必要です。そのためトレーニング内容は他の競技スポーツとは異なります。いうならば持久力(全身・筋)、酸素摂取能力、酸素運搬能力、疲労回復能力などを向上させることに主眼を置く必要があります。

中距離の適性はさらに難しいものがあります。長距離選手とは遅筋、速筋(白筋)の割合が違い、また短距離選手とも違う、両者がうまいバランスで混同していると想像されます。トレーニング内容は持久系、スピード系ともに必要で、トレーニングプログラムに工夫が必要になってきます。その中でも持久系に近いタイプとスピード系に近いタイプがありますから、個に合わせてさらに工夫が必要になります。

    駅伝に対応するトレーニング

 長距離選手が目指すものはトラックレースだけではありません。駅伝やロードレースにも重きを置きます。中距離・競歩選手でもチーム事情などから駅伝に取り組む必要も出てくるでしょう。トラックに特化したトレーニングだけでは駅伝に対応するのは難しくなります。起伏も想定しなければなりません。オールウェザー走路でその反発力を使った走りをしていると、ロードではその走りが続かず崩れていく可能性もあります。硬い路面は、慣れていないと疲労、故障にもつながりかねません。ランニングフォームも微妙に変化します。計画的にバランスよく駅伝・ロードワーク対応のトレーニングを取り入れ、適応力を向上させましょう。

    トレーニングプログラム

 体操、ウォーミングアップから始まって、メイントレーニング、付加トレーニング、補助トレーニング、自発的取り組み、クーリングダウンなど一日の中でも多岐にわたります。さらには週案、月間計画、時期に応じた(合宿など)計画、年間計画等様々なことを考え、実行していくことが必要です。

中学高校生はパターンにはめたトレーニングが必要だと思います。崩れると疲れが残る、故障が出やすいなど、デメリットが生じます。

一番いいトレーニングあればそれを繰り返すのがいいと思いますが、疲れがたまるのでトレーニング内容に強弱が必要となります。さらに持久力、スピード持久力、スピードのバランスが必要になってきます。そうするとパターンにはめて繰り返すことが無難ですね。抜きのトレーニングを含めて、それぞれの内容に目的を持たせ、ねらいを明確にして取り組みましょう。

    ランニングフォーム

 そもそもランニングフォームは無駄のあるものです。それは足の動きが後ろで回ってしまうからです。それを前さばきになるように工夫していくことが必要になります。ロスの少ないランニングフォームは、記録の向上に一定の意味を持ちます。他の競技種目ではフォームや姿勢にかける時間は相当なものですが、長距離・駅伝はフォームに関するトレーニングをあまり行いません。個性は大切ですが、基本的な動きは必要だと思います。この取り組みによってランニングフォームに関するいい変化が出てくれば、無駄な動きが減り、ストライドが伸びる、ピッチが上がる、脚がよく上がる、接地が滑らかになってブレーキ動作が減るなどの変化が出るでしょう。

    故障対策

 多くの指導者が頭を悩ませる故障対策。実業団、大学などのチームでは治療師が専属でいたり、経費も個人負担が少なくなるなど優遇されているむきもあるでしょう。しかし中学高校生ではそれはなかなかかないません。指導者、選手、保護者がよく相談しながら取り組む必要があります。

 基本は予防ですが、まず指導者が故障というものに対して多角的な知識を得ることが必要だと思います。確かに治療師は専門家ですので任せておけばいいのかもしれませんが、少しでもいい結果につなげたいなら、指導者もいろいろ勉強していくにこしたことはありません。学んだことをチーム、選手、保護者とともに共有することにより、故障の少ない選手・チームになっていくと思います。セルフマッサージ、家庭用治療機器・器具の利用、アイシング、ホットパックなどをうまく使うことによって、できる範囲でいいので故障予防に取り組みましょう。

    貧血対策

 これについても指導者は悩みがあります。少し前までは鉄剤注射などで回復を図るという雰囲気がありましたが、現在は事実上禁止されており、この対策は大切になります。

 私自身も長い指導者生活の中で悩み、葛藤してきました。それでも今は「これなら貧血は出ない!」という取り組みをすることができます。ぜひ一緒に勉強していきましょう。詳しくは貧血に関するホルダーを参考にしてください。


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    メンタルのとらえ

 さまざまな事象でメンタル面は一定の影響を及ぼしますが、スポーツの世界でも例外ではありません。日常のトレーニングでやる気の継続、毎日の取り組みに関する成果の期待、大会に向けてのコンディショニング、本番での力発揮、次に向けての意欲の喚起など、自分をコントロールする大切な分野です。

 メンタルを解説するのは難しく、心理学などの掘り下げが大切で、私では語ることのできない分野です。。しかし今までの指導者生活の中で成功体験、失敗体験を通して、問題提起はできると思っています。

 

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